ニュース その他製造 作成日:2017年6月13日_記事番号:T00071070
環境破壊を告発してきたドキュメンタリー映画監督の斉柏林さんがヘリ墜落事故で死亡したことを受け、亜洲水泥(アジアセメント、亜泥)が新城山(花蓮県)石灰石鉱山での採掘権延長が認められたことへの反対運動が再び盛り上がりを見せ、反対署名は12日夜までに10万人分に達した。13日付蘋果日報が伝えた。
アジアセメントは、近年緑化を進め、景観が大幅に改善していると反論した(11日=中央社)
立法院は今年3月、鉱業法を改正する方針を固め、法改正まで経済部礦務局による採掘権延長を半年間凍結することを求める臨時動議を可決した。しかし、アジアセメントは凍結直前に滑り込みで今年11月に期限が切れる新城山石灰石鉱山での採掘権を20年延長する認可を経済部から取得し、環境団体や地元住民が反発していた。
環境保護団体「地球公民基金会」が3月に開始した署名運動には当初3万人が呼応していたが、斉監督の事故当日に2万人増え、その後署名人数が一気に倍増した。同基金会は「山林を破壊する鉱業政策を直ちに見直すべきだ」と主張している。
斉監督はドキュメンタリー映画『看見台湾』(2013年、邦題・天空からの招待状)で、山林が破壊される新城山の惨状を取り上げ、生前に新城山上空から再度撮影を行った際には「5年前よりもさらに深く掘り進められている」と嘆いていた。
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