ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

永豊銀の米子銀行売却、金管会が審査停止


ニュース 金融 作成日:2017年6月13日_記事番号:T00071074

永豊銀の米子銀行売却、金管会が審査停止

 金融持ち株会社の永豊金融控股(シノパック・フィナンシャル・ホールディングス)は12日、傘下の永豊銀行(バンク・シノパック)の米国子銀行「ファー・イースト・ナショナル・バンク(FENB)」の売却をめぐり、永豊銀と永豊金控の董事会が関連の疑問点を説明していないとして、今月1日に金融監督管理委員会(金管会)から売却認可の審査を一時的に停止したとの通知書を受け取ったと発表した。13日付工商時報が報じた。

 永豊銀の薛経武広報担当は、申請が撤回されたわけではないため、早急に追加書類を金管会に提出すると説明。また、既にFENBの売却先と今後の対応について話し合ったと述べた。

 金管会の銀行局関係者は、永豊金控で最近発覚した不正行為の問題と今回の審査停止は直接関係なく、単に追加書類の不備が理由と説明。追加書類がそろえば審査を再開すると話した。

 永豊金控は昨年7月、永豊銀がFENBの全株式を114億台湾元(約410億円)で米キャセイ銀行の持ち株会社、キャセイ・ジェネラル・バンコープに売却すると発表していた。FENBの米国支店がわずか9カ所と規模が不十分なためだ。