ニュース 政治 作成日:2017年6月13日_記事番号:T00071077
中米パナマのバレラ大統領は現地時間の12日、中国との国交樹立と台湾との断交を発表した。政府声明で「世界に中国はただ一つであり、台湾は中国の不可分の領土」とする「一つの中国の原則」を承認し、台湾との外交関係を絶ち、あらゆる公的接触を取りやめると宣言。バレラ大統領は「新たな時代において、中国を選ぶことがパナマにとって正しい道だと確信している」と語った。中央社電が13日報じた。
無念の表情でパナマとの断交を発表する李大維外交部長。「パナマは最後の最後までわれわれを騙した」と憤まんを語った(13日=中央社)
パナマと中華民国との国交は、清朝時代の1910年に始まっており、台湾にとって最も長く正式な外交関係を維持してきた重要国だった。昨年6月には蔡英文総統が公式訪問し、新パナマ運河拡張工事完了の記念式典に出席していた。
総統府は13日午前、声明を発表し、パナマが台湾との長年の友好関係を背いたとして強い遺憾と不満の意を表明。同時に、台湾の国際活動空間を圧迫する中国を強く非難した。
蔡英文政権への交代後、台湾と断交した国は昨年12月のサントメ・プリンシペに次いで2カ国目。パナマとの断交により、台湾が正式な外交関係を持つ国は20カ国となった。与党民進党内では、断交ドミノ現象を懸念する声も上がっている。
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