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UMC、共同執行長制を導入へ


ニュース 電子 作成日:2017年6月14日_記事番号:T00071084

UMC、共同執行長制を導入へ

 14日付電子時報によると、ファウンドリー大手、聯華電子(UMC)は近く董事会で、顔博文執行長の退任を承認し、簡山傑マーケティング処シニア副総経理と、王石グローバル業務副総経理を共同執行長に任命するようだ。台湾積体電路製造(TSMC)、聯発科技(メディアテック)に続く共同執行長制の導入について業界関係者は、中国メーカーが台頭する中、技術革新、生産管理、人事管理、中台関係など1人で全て負うのは困難なためと分析した。

 簡副総経理は入社20年近い古株で、共同執行長として製造と技術の研究開発(R&D)を担う予定だ。かつてトライデントマイクロシステム副社長を務めていた王副総経理は2008年にUMC米国支社の副総経理として入社し、09年に同総経理に昇格。今後UMC共同執行長として世界営業とマーケティングを担う予定だ。

 顔執行長は12年11月からUMC執行長を務めていた。他の半導体メーカーに転職しないと約束し、一身上の都合で退職する。

 業界関係者によると、UMCでシニア副総経理を務めていた徐建華氏は次期執行長として呼び声が高かったが、中国・江蘇省蘇州市の和鑑科技から台湾のUMC本部に異動した後、16年3月にUMCを退職した。その後、中国の半導体業界に転じ、16年6月に台湾のファウンドリーの漢磊先進投資控股(エピシル・ホールディング)董事長に就任している。UMCは先日、先進技術研究開発副総経理だった游萃蓉氏も離職した。