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MSIのマザーボード、ビットコイン採掘人気で品切れ


ニュース 電子 作成日:2017年6月16日_記事番号:T00071138

MSIのマザーボード、ビットコイン採掘人気で品切れ

 ゲーミング(ゲーム用)パソコン用マザーボード大手、微星科技(マイクロスター・インターナショナル、MSI)の徐祥董事長は15日、仮想通貨ビットコインの採掘(マイニング)人気を受け、同社のハイエンドマザーボード、ビデオカードが品切れになっており、空輸で部品を調達して対応していると明らかにした。供給逼迫(ひっぱく)は2~3カ月続く見通しで、高い製品単価が続き、同社の業績に貢献するとの見方を示した。16日付経済日報が報じた。

 ビットコインの取引価格は年初の3倍以上に上昇しており、6月に入ってからも30%近く上昇している。

 徐董事長は、チップ1枚からマザーボード、ビデオカードができるまで3カ月はかかると説明。なお、MSIのビデオカード人気を受け、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)とエヌビディアはGPU(グラフィックスプロセッサー)をMSIに優先的に供給しているようだ。

 MSIの2016年連結売上高は前年比19.8%増の1,021億9,000万台湾元(約3,700億円)、純利益は31.8%増の48億8,700万元で、上場以来の最高だった。徐董事長は、今後もハイエンドマザーボード、ビデオカード、ゲーム用ノートPCに注力すると表明した。