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石油・化学
作成日：2008年4月30日_記事番号：T00007114
中油、カナダでの油砂採掘に240億元
台湾中油は29日の定例記者会見で、合弁方式によるカナダでのオイルサンド（油砂）探・採掘および改質に、今後５年間で240億台湾元（約817億円）を投じると表明した。30日付経済日報が報じた。
原油価格が120米ドルにまで上昇する中、中油では、オイルサンドからの重質原油抽出を合理的な投資と考え、代替エネルギー開発、原油供給元の確保といった面からも同計画に積極的となっている。
中油によると、カナダにおけるオイルサンドからの重質原油抽出量は現在、１日当たり100万バレルとなっており、450年分の埋蔵量があると推測されている。
また中油は同日、インドネシアでタイワンアブラギリを植樹し、バイオディーゼル油を生産する計画も明らかにした。
現在中油の出資対象は11社となっているが、今年中に15社、さらに2011年には20社にまで増やし、総投資額は250億元とする考えを示した。
