半導体向けシリコンウエハー大手、環球晶円（グローバルウェーハズ、ＧＷＣ）は19日、フェローテックホールディングス（本社・東京都中央区、山村章社長）と、中国での８インチウエハーの生産・販売で提携すると発表した。フェローテックが生産、ＧＷＣが技術支援、両社の合弁会社が販売を担い、中国半導体市場の商機を狙う。20日付経済日報が報じた。
徐秀蘭ＧＷＣ董事長は、フェローテックは長年のパートナーで、今回の提携でＧＷＣは最低限の資本、最短の期間で８インチウエハー生産能力を高められると指摘した。出資額など詳細は明らかにしなかった。
両社は昨年５月に主に中国市場向け販売とマーケティングの合弁会社を設立しており、今後はフェローテックが生産する８インチウエハーを同合弁販社に独占供給する。
フェローテックの発表によると、同社は今年第２四半期中に８インチウエハー生産を開始し、年内に月産15万枚に引き上げ、将来的には月産45万枚の生産体制を構築する計画だ。
