ＪＴＢ台湾（世帝喜旅行社）は28日、高雄市に台湾２店舗目となる高雄営業所をオープンする。店舗面積は25坪。春節（旧正月）を除き年中無休で、日本語と中国語で対応する。
ＪＴＢは、日本人の台湾旅行は近年、リピーターの増加に伴い、台中・台南・高雄といった台北以外の都市に注目が集まっていると指摘。高雄営業所の開設により、高雄・台南地域での日本人旅行者への斡旋（あっせん）体制を強化し、サービス向上を図る。同時に、同地域の恵まれた観光素材を満喫できる高雄発着の新商品の開発、高雄・台南・嘉義の各都市から発着する現地オプショナルツアー「マイバスツアー」の企画・実施などで、南部エリアにおけるさらなる取扱人数の拡大とシェア拡大に取り組む。
同社によると、日本人の2016年訪台者数は189万人余りで過去最高となり、ＪＴＢの取扱人数も19万5,000人（市場シェア約10.3%）で過去最高だった。
一方、台湾からの訪日旅行者も416万人で前年比113.3%と、過去最高を更新した。同社は、高雄営業所を起点に、南部エリアの旅行エージェント営業を強化し、ホテル、旅館、ジャパンレールパス、テーマパーク入場券に加え、日本滞在中の新たな楽しみ方の提案や地方都市が持つ魅力を取り入れた企画商品の開発など、訪日旅行商品の販売を拡大していく。
