半導体メモリー大手、華邦電子（ウィンボンド・エレクトロニクス）が７日発表した６月連結売上高は前月比4.65%増、前年同月比12.91%増の39億7,600万台湾元（約150億円）で、単月として過去10年で最高となった。第２四半期の連結売上高は前期比9.51%増の114億1,100万元で、単期としても過去10年で最高となった。８日付工商時報などが報じた。
証券会社は、ＤＲＡＭ、ＮＯＲ型、ＮＡＮＤ型フラッシュメモリーの価格が軒並み上昇していると指摘した。ＤＲＡＭとＮＡＮＤ型フラッシュメモリー価格が同時に上昇するのは初めてで、第３四半期の契約価格も１割上昇する見通しだ。
不揮発性メモリー（ＮＶＭ）大手、旺宏電子（マクロニクス・インターナショナル）は６月連結売上高が24億2,400万元で前月比15.94％増、前年同月比42.65％増だった。上半期は131億7,200万元で前年同期比28.3％増だった。年初来のアクティブマトリックス式有機ＥＬ（AMOLED）パネルとタッチパネルの統合ドライバＩＣ（ＴＤＤＩ、タッチ＆ディスプレイドライバインテグレーション）の需要増で、ＮＯＲ型フラッシュメモリー需要も増えているためだ。
