ノートパソコン受託生産大手、英業達（インベンテック）が７日発表した６月売上高は前月比21.3％増、前年同月比4.19％増の418億9,900万台湾元（約1,560億円）と、2014年２月以来で最高だった。８日付工商時報などが報じた。
ノートＰＣの６月出荷台数は160万台で前月比6.6％増、第２四半期は440万台で前期比3.5％増だった。上半期は865万台で前年同期比2.4％増だった。サーバー出荷も旺盛だった。
第２四半期売上高は1,111億2,000万元で前期比11％増、上半期は2,108億7,500万元で前年同期比3.53％増だった。
アップルのワイヤレスイヤホン「エアポッド（AirPods）」とスマートスピーカー「ホームポッド（HomePod）」の大口受注を受け、インベンテックは上海工場、南京工場がフル稼働で、年内いっぱい受注見通しが立っている。
証券会社は、下半期はスマートフォンやウエアラブル（装着型）端末の需要期でもあり、インベンテックの今年の増収率は昨年の35％を上回る可能性があると予測した。
