永楽旅館管理顧問が彰化県鹿港鎮に開設した自社ブランドホテル、鹿港永楽酒店（ユニオンホテル鹿港）が今月10日にテスト営業を開始した。同ホテルは今年３月、世界の小規模かつ高級な独立系ホテルで構成されたコンソーシアム「スモール・ラグジュアリー・ホテルズ・オブ・ザ・ワールド（ＳＬＨ）」に加盟しており、彰化県で唯一の国際認証取得ホテルとなっている。21日付工商時報が報じた。
鹿港永楽酒店は、土地購入コストを含め５億台湾元（約18億4,000万円）を投じて既存のオフィスビルをリフォームして開設しており、客室数62室、テスト営業期間の平均稼働率は60％で、平均客室単価は4,500元と、台中市中心部の高級ホテルに劣らない水準だ。
なお永楽旅館管理顧問の王明縈執行長は永楽酒店のチェーン展開について、５年以内に鹿港２号店、台北市の西門町および台南市の新店舗開設を目指すと表明したほか、鹿港で20軒以上の高級民宿開設に協力したいと語った。
