ファウンドリー世界最大手の台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）が今年10月23日に開催する創業30周年記念祝賀イベントに、アップルのティム・クック最高経営責任者（ＣＥＯ）が出席する可能性を伝えた７日付経済日報に報道について、ＴＳＭＣは同日、「クックＣＥＯはスケジュール上の都合で来られない」と表明して観測を否定した。８日付工商時報などが報じた。
同イベントには、エヌビディアの黄仁勲（ジェンスン・フアン）ＣＥＯ、クアルコムのスティーブ・モレンコフＣＥＯなど半導体業界の重鎮らも招待されたと報じられたが、ＴＳＭＣは「正式な招待状はまだ発送しておらず、詳細についてはコメントできない」とした。
イベント当日は、午後に張忠謀（モリス・チャン）ＴＳＭＣ董事長らによる講演やフォーラムが開かれ、夜にはコンサートが行われる。張董事長はベートーベンの交響曲第９番が最も好きな曲で、創業20周年の際にはロンドン交響楽団を招いた。今年はベネズエラのシモン・ボリバル交響楽団を招いて演奏してもらう。
