ニュース 電子 作成日:2017年8月9日_記事番号:T00072194
ファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は8日の董事会で、先進製造プロセス研究開発(R&D)や生産などのため、設備投資予算955億5,408万台湾元(約3,500億円)を承認した。9日付工商時報が報じた。
このうち約160億元を工場新設に、約795億元を▽先進プロセス移行と設備拡充▽先進パッケージング・テスティング(封止・検査)生産能力増強▽特殊プロセスの生産能力向上▽ロジックプロセスの生産能力を特殊プロセスに転換▽第4四半期の研究開発──などに充てる。
TSMCは下半期、10ナノメートル製造プロセスの生産能力拡充を進めており、良品率は予想を上回っている。今年の10ナノプロセス売上高構成比は10%に達する見通しだ。TSMCは10ナノプロセスで米アップルのスマートフォン次期機種「iPhone8」の「A11」プロセッサーや、その他スマホ、サーバー用チップを生産している。
TSMCは7月中旬に開催した業績説明会で、7ナノプロセスは既に顧客認定を取得し、年内に13製品をテープアウト(設計完了)する見通しで、予定通り来年第1四半期から量産すると表明していた。また、極端紫外線(EUV)露光技術を用いた「7ナノ+」を来年、5ナノプロセスを19年上半期に試験生産する予定だ。
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