ニュース 電子 作成日:2017年8月11日_記事番号:T00072225
ノートパソコン受託生産大手、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)は10日、資金難の中国の動画配信大手、楽視網信息技術(LeEco)の売掛金24億9,800万台湾元(約90億円)と不良在庫4億200万元を合わせた29億元を第2四半期損失として計上し、楽視に対する損失処理が完了したと発表した。コンパルの第2四半期純利益は2億5,400万元と前期の4分の1に縮小した。11日付工商時報が報じた。
市場では、コンパルは楽視網に対する売掛金が40億~50億元残っていると予想されていた。
陳瑞聡コンパル総経理は、楽視網に対して法的措置を取ると説明した。不良在庫となった高額の部品を売却する権利を楽視から得ているが、損失と相殺できるかは不明という。
このほか、コンパルは3月末に董事会で承認した楽視網の子会社の楽視致新電子科技(天津)への7億人民元(約115億円)の出資も取りやめると明らかにした。
コンパルの第2四半期売上高は前期比14%増、前年同期比23.6%増の2,137億6,000万元だった。第3四半期はPC出荷台数が前期比5~10%増、スマート端末の出荷台数はタブレット端末がけん引して1割以上増えると予想した。
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