自動車大手、裕隆集団の自社ブランド、納智捷汽車（ラクスジェン・モーター）は17日、コンパクトＳＵＶ（スポーツ用多目的車）「ラクスジェンＵ５」の予約販売を開始した。価格は66万9,000万～79万9,000台湾元（約240万～290万円）と同クラスの日本ブランド車より10万元以上安い。正式発売は９月20日で、月1,000台の販売を目指す。18日付工商時報が報じた。
ラクスジェンＵ５は、今後５年で新車種10モデルを発売する「510計画」の第１弾だ（同社リリースより）
ラクスジェンの蔡文栄総経理は、ラクスジェンＵ５は儲けなしの低価格設定だとアピール。同価格帯で台湾市場シェアが最も高い排気量1.8リットル台湾生産セダンを競合車と位置付けている。今後、中国販売も予定している。
ラクスジェンＵ５は12インチのハイビジョン（ＨＤ）タッチパネルのセンターコンソールを搭載。69万9,000元以上の車種には６個のエアバッグ、駐車支援システムのＡＰＡ（アクティブ・パーク・アシスト）などを装備する。73万9,000元の車種にはＡＲ（拡張現実）技術を用い、発車前の周囲360度の安全確認や狭い道路での走行などを支援するシステムも搭載した。
