ステンレス大手、建ショウ実業（ショウはかねへんに昌）が、中国江蘇省通州市に３年で14億人民元（約210億円）を投じ、ステンレスおよび金属製品の加工流通販売拠点を設置する。６日付工商時報が報じた。
同社はこのほど、江蘇省通州市経済開発区管理委員会との投資協定を締結した。同委員会の発表によると、用地面積は668ムー（約44.7ヘクタール）で、ステンレス加工やステンレス・金属製品の展示販売拠点、倉庫などを同地に集約する計画だ。年間生産額は50億人民元以上を見込む。なお、同社は既に江蘇省昆山市に営業本部を設けている。
台湾の鉄鋼メーカーの中国進出は、台塑集団（台湾プラスチックグループ）が福建省漳州市に工場建設を予定しているほか、燁聯鋼鉄（YUSCO）傘下の義聯鋼鉄が広東省広東市黄埔で投資案件を進めている。
