中央銀行（中銀）が21日発表した第２四半期の国際収支統計によると、旅行収支は14億6,900万米ドルの赤字で、同期としては統計開始以来で最悪となった。訪台中国人が前年同期比37.9%減少した影響で旅行収入が29億5,700万米ドルと過去５年で初めて30億米ドルを割り込んだ一方、台湾人の海外旅行者増加で旅行支出が44億2,600万米ドルと同期の過去最高を記録したためだ。22日付蘋果日報が報じた。
中銀関係者は、上半期の訪台旅行者は中国以外からの旅行者が増えたことで前年同期比１%減にとどまったが、１人当たりの平均消費額が国・地域別で一、二を争うほど高い訪台中国人が大幅に減少したため、旅行収入が引き続き減少したと説明した。
