インダクター大手、奇力新電子（CHILISIN）の８月連結売上高は前月比24.7％増、前年同月比126.34％増の11億5,200万台湾元（約42億円）で、過去最高だった。今年チップ抵抗器の旺詮（ラレック・エレクトロニック）、磁性材料の飛磁（フェロクスキューブ）を買収した効果が表れた。５日付経済日報などが報じた。
旺詮の単独売上高は前月比4.2％増、前年同月比3.4％増の４億元で、過去最高を更新した。飛磁の単独売上高は前月比5.8％増、前年同月比29.8％増の１億8,400万元で、８月として過去５年で最高だった。
奇力新は、タブレット端末、スマートフォン、カーエレクトロニクスなどの顧客からの受注が相次いでおり、下半期業績も高水準が期待できそうだ。
