ノート型パソコン（ノートＰＣ）受託生産２位の仁宝電脳工業（コンパル・エレクトロニクス）の陳瑞聡総経理は６日、第２四半期中にノートＰＣ受託生産のオファー価格を引き上げる考えを示した。受託生産価格の値上げは業界で初めてのことだ。７日付経済日報などが報じた。
部品価格や中国の人件費などの上昇を生産コストに反映させたい考えで、値上げ幅については明らかにしていない。陳総経理によると、第１四半期に既に発注メーカーと交渉済みで、値上げが受け入れられない場合、受注量が減少することになるという。
第２四半期のノートＰＣの出荷台数は、前期比10％増の680万台で、通年では3,200万台となる予測。そのうち低価格パソコンの出荷台数は年間で100万台前後の見込みだ。第１四半期の粗利益率は4.7％で、第２四半期もこの水準を維持できる見通しだ。
