コンプレッサー最大手、瑞智精密の８月販売台数は前年同月比30.45％増の140万4,300台で、１～８月は前年同期比18.64％増の1,187万2,600台となり同期の過去最高を更新した。非需要期の９月も100万台規模を維持できる見込みで、通年でも過去最高の1,700万台が視野に入った。売上高が過去最高を更新するかどうかは為替レート次第だ。14日付工商時報が報じた。
瑞智の主管は、中国・江西省の九江工場に２本目の生産ライン（年産能力200万台）を設置し、恵州工場（広東省）と青島工場（山東省）を合わせた年産能力は年内に1,900万台に達すると説明。2018年第２四半期には九江工場の３本目の生産ラインが稼働すると話した。
同社の８月連結売上高は前年同月比28.81％増の15億2,300万台湾元（約56億円）だった。８月の猛暑で、海爾集団（ハイアール）、海信集団（ハイセンスグループ）、ＴＣＬ集団、美的集団（Midea）など中国のエアコン大手からの受注が伸びたほか、材料価格高騰を販売価格に反映させたことが要因だ。
