自動車大手、裕隆集団の自社ブランド、納智捷汽車（ラクスジェン・モーター）は14日、20日に発売するコンパクトＳＵＶ（スポーツ用多目的車）「ラクスジェンＵ５」が欧州の自動車アセスメント「ユーロＮＣＡＰ」の衝突試験で最高の５つ星を獲得したと発表した。ラクスジェンは台湾の自動車メーカーで初めて、衝突試験の結果を公表した。15日付工商時報が報じた。
ラクスジェンＵ５に載せられたダミー人形は、衝突試験で軽微な被害のみだった（同社リリースより）
消費者の「台湾生産車の安全性は輸入車に劣る」という思い込みを解くため、ラクスジェンは「Ｕ５」発売前にスペインのイディアダ・オートモーティブ・テクノロジーでの衝突テストを受けた。
自動車専門メディアによると、「Ｕ５」は「ユーロＮＣＡＰ」の時速64キロでのオフセット前面衝突試験で15.085ポイント（満点16ポイント）を獲得した。「ユーロＮＣＡＰ」の衝突試験で５つ星を獲得した車種の平均14ポイントを上回った。
ラクスジェンは、欧州安全基準をクリアした台湾唯一の自動車メーカーとして、全ての台湾生産車が国際安全基準をクリアできるよう業界をリードしていきたいと表明した。
