明基電通（ＢｅｎＱ）と南京港口集団が共同出資する、中国の南京明基医院が、12日から正式運営を開始する。同医院董事長を務める雷輝明基集団策略長は、病院への投資でＢｅｎＱのブランドイメージを高めたいと語った。８日付工商時報が報じた。
香港紙大公報によると、南京のほか、蘇州にも明基医院を設置予定で、既に昨年２月に着工している。予定のベッド数は1,500床。これら２院への投資額は計10億台湾元（約34億円）以上とみられる。ハイテク業が中国の医療業へ参入するのは同社が初となる。
中国衛生部の高強副部長によると、中国で病院設立の認可を受けた台湾企業は14社に上る。今週６日には、台塑集団（台湾プラスチックグループ）のアモイ長庚医院が正式に運営を開始した。
