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作成日：2008年5月8日_記事番号：T00007298
太景生技のがん治療薬、臨床試験に認可
バイオ医薬品メーカーの太景生技は７日、がん治療薬の「骨髄幹細胞駆動新薬」（ＴＧ－0054）が米食品医薬品局（ＦＤＡ）から臨床試験の実施を認められたと発表した。同時に黄色ブドウ球菌に対する抗生物質「奈諾沙星」（ＴＧ－873870）の臨床試験が順調に進んでいることを明らかにした。８日付工商時報が伝えた。
骨髄幹細胞駆動新薬は骨髄幹細胞を血中に流出させる働きを持ち、採血するだけで骨髄幹細胞を採取できるようにする画期的な新薬。老化による目の黄斑変性症や糖尿病による下肢の血流障害にも効果が期待される。台湾で開発された新型化合物として初めてＦＤＡの認可を取得した。
一方、奈諾沙星は抗生物質に耐性を持つ黄色ブドウ球菌に効果があり、2011年に中国での販売開始を目指す。
