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作成日：2008年5月8日_記事番号：T00007301
仁宝、ブラジルとポーランドに拠点設置
ノート型パソコン（ノートＰＣ）受託生産２位の仁宝電脳工業（コンパル・エレクトロニクス）の陳瑞聡総経理は７日、ブラジルとポーランドにノートＰＣ工場を設置することを明らかにした。中国以外への展開は、業界で同社が最も早いと８日付経済日報は指摘している。
ブラジル工場は今年既に申請を行っており、まずは主にノートＰＣの修理を行う予定だ。ポーランド工場は既に設立されており、第３四半期から出荷を開始する見通しだ。もともと英国マンチェスターにあった工場の生産ラインも、同国の人件費上昇を受け、ポーランド工場に移していく。
陳同社総経理は、中国は人件費上昇などの投資環境の悪化から、進出しているノートＰＣ関連の台湾企業はまとめて倒産する恐れがあると指摘した。一方で中国からの撤退については否定し、ベトナムが同社にとって、低価格製品を中心とする第２の生産拠点になると語った。同社は第３四半期からベトナム工場を着工し、来年初頭には量産に入る予定だ。
