鴻海精密工業が製造を手掛けるノキアのスマートフォン旗艦モデル「ノキア８」が10月１日、通信キャリア大手、遠伝電信（ファーイーストーン・テレコミュニケーションズ）から先行発売される。価格は１万5,990台湾元（約６万円）。前背面のカメラで同時に撮影できる機能が搭載され、これまでにない体験ができるとアピールする。27日付工商時報が報じた。
カラーは、第１弾ではテンパードブルーのみで、ポリッシュドカッパーは11月１日から発売する（26日＝中央社）
ノキア８の第１弾発売エリアは台湾の他、ドイツ、英国、フランス、スペイン、ロシア、インド、ドバイなど25カ国・地域。ノキアスマホのブランド使用権を保有するＨＭＤグローバルのペッカ・ランタラＣＭＯ（最高マーケティング責任者）は、８月のノキア８の発表後、市場の反響が大きかったため、製品が消費者に十分行き渡るように発売エリアを限定したと話した。
ランタラＣＭＯは、３月のノキアのスマホ市場復帰以来、これまでに９モデルを発表しており、欧州の一部の市場では市場シェアが２桁に達したと明かした。ミドルエンドのノキア６については、インドで非常に好調で、今後米国市場でもアマゾン・ドット・コムを通じて販売を行うと話した。
