睿能創意（Gogoro台湾）の電動バイク、Gogoroが石垣島（沖縄県石垣市）に進出する。住友商事は28日、睿能創意と戦略的提携を結び、2017年度中に石垣島にGogoroと交換式バッテリー用充電ステーション「GoStation」を導入し、事業化を視野にシェアリングサービスの試験営業を行うと発表した。導入規模は現時点で決まっていない。提携に伴い、住友商事は睿能創意が行った約300億円規模の増資の一部を引き受けた。
Gogoroは海外では既にパリとベルリンに進出している。石垣島でも同様の人気を呼ぶことが期待される（住友商事リリースより）
石垣市は再生可能エネルギーを利用したまちづくりを目指す「エコアイランド化構想」に取り組んでおり、また、台湾などからの旅行者による需要も見込めるため、日本で最初に事業化を目指すことにした。住友商事は、順調に行けば、日本の他の都市や世界各地でGogoroの展開をサポートしていきたいと説明した。
Gogoroは台湾で2015年の発売開始以来、３万4,000台を売り上げ、台湾全土におけるGoStationの設置地点は400カ所以上に上っている。
