ニュース 電子 作成日:2017年10月2日_記事番号:T00073189
台湾のIC業者によると、米アップルは液晶ドライバIC台湾最大手の聯詠科技(ノバテック・マイクロエレクトロニクス)と液晶パネル大手の友達光電(AUO)から、エンジニアを次々に引き抜いている。アップルはタッチコントロール、指紋認証、液晶ドライバを統合したICの開発を計画しており、ICの自社開発を拡大することで、インテルやクアルコムなど大手ICサプライヤーへの依存度を下げる狙いとみられる。日本経済新聞の英文媒体「Nikkei Asian Review」の報道を基に1日付蘋果日報が報じた。
ノバテックの陳健興広報担当は同報道について、同社従業員が引き抜かれたとの話は聞いておらず、人事異動は正常とコメントした。
アップルには現在、アナログ・デバイセズ(ADI)がタッチパネルコントローラIC、シナプティクスが液晶ドライバICを供給している。
アップルがICの自社開発を強化することで、ファウンドリー世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が最も恩恵を受ける見通しだ。アップルは2015年にTSMCの最大顧客となり、TSMCの16年売上高の17%を占めた。17年は20%を上回ると予想されている。
業界関係者によると、アップルは18年に発表するスマートフォン「iPhone」次世代機種に搭載するプロセッサーの生産に関して既にTSMCと交渉を進めている。
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