ニュース 電子 作成日:2017年10月2日_記事番号:T00073190
中国は最近、DRAMなどのメモリー分野で国産化を目指した攻勢をかけ、台湾メーカーからの人材引き抜きで技術確保に動いているが、「技術の壁」は依然高いのが現状のようだ。
2日付蘋果日報が市場関係者の話として報じたところによると、安徽省合肥市の睿力集成電路は1期工場が11月にも完成するが、社内実験室で生産したDRAMは歩留まり率がゼロという状況で、今後の生産に影響が避けられない見通しだ。
台湾ファウンドリー大手、聯華電子(UMC)の中国での合弁事業、晋華集成電路(JHICC)も、米半導体大手マイクロン・テクノロジーの社員を高待遇で引き抜き、DRAM技術を盗み出したとされる事件の影響で、進度にやや遅れが出ている。
業界関係者は「DRAMは工場と設備と人材だけあればよいわけではない。技術が最も重要な鍵を握る。技術開発後には顧客の認証が必要だ」とし、中国のDRAM開発は今後2~3年は脅威の度合いが低下したと分析している。
NAND型フラッシュメモリーも同様で、3D(3次元)製品の開発を目指す紫光集団系の長江存儲も歩留まり率が伸びず、量産時期が遅れる見通しだ。
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