ニュース 電子 作成日:2017年10月2日_記事番号:T00073192
市場調査会社、ウィッツビュー・テクノロジーの予測によると、台湾の2018年液晶パネル生産能力は、世界市場シェア28.3%と前年比1.7ポイント下落し、中国(シェア32.5%、5.1ポイント上昇)に抜かれ、3位に低下する見通しだ。中国の京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)が来年3月にも世界初の第10.5世代工場を稼働するためだ。2日付経済日報が報じた。
19年には深圳市華星光電技術(CSOT)が第10.5世代工場を稼働するため、中国は生産能力シェア37.4%と韓国(シェア31.5%)を抜き、首位に浮上する見通しだ。台湾はシェア26.3%と、前年比2%下落する予測だ。
BOEの第10.5世代工場は65インチ、75インチのテレビ用パネルが主力だ。65インチパネルは、友達光電(AUO)が今年の世界シェア19%、群創光電(イノラックス)が17%と見込まれるなど、これまで台湾メーカーが主力サプライヤーだったが、18年には中国メーカーがシェア4%、20年にはシェア24%と、台湾メーカーを上回る見通しだ。
ただ、AUOの彭双浪(ポール・ポン)董事長は、第10.5世代工場は良品率が上昇するまで時間がかかるとみられ、競争を恐れていないと語った。イノラックスのテレビ製品事業群の洪茂盛総経理も、第10.5世代工場の実際の生産量は計画に大幅に届かないと予測した。
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