ニュース 石油・化学 作成日:2017年10月2日_記事番号:T00073197
台湾電力(台電、TPC)の大潭天然ガス(LNG)火力発電所(桃園市観音区)向け第3LNG受け入れ基地(観塘工業区)が、環境影響差異分析報告の審査未了によって8月に予定していた着工が延期となり、同基地を建設する台湾中油(中油、CPC)が代替建設地の検討を始めたものの、候補地の一つ、台北港(新北市八里区)では、地元住民の強い反対が起きているほか、台湾港務(TIPC)も遊休地がないことを理由に建設に賛成しない考えを示していることが分かった。1日付自由時報が報じた。
第3LNGの建設は、蔡英文政権が掲げる2025年の脱原発を実現する上で重要な役割を果たすが、建設地の観塘工業区周辺で保護対象となっているサンゴが発見されたことなどから環境影響差異分析報告の審査通過が難しい状況となっている。
このためCPCでは台北港、新北市林口区、台中LNG受け入れ基地の3カ所を候補とする代替地の検討に入った。さらに楊偉甫同社董事長代理は先ごろ、「大潭発電所に近い台北港が位置的に最も理想的」と指摘していた。しかし経済部関係者は、依然として観塘工業区を最優先して建設を進める考えを示している。
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