コピー機、プリンター用トナーカートリッジ大手の上福全球科技（ＧＰＩ）は30日、米国の事務機器用ＯＥＭ（相手先ブランドによる生産）消耗材販売業者、Katunホールディングスを9,600万米ドルで買収すると発表した。トナーカートリッジの製造、販売事業の統合による競争力強化が目的で、11月22日の臨時株主総会に諮った後、早ければ年内に株式の受け渡し決済を完了したい考えだ。１日付工商時報が報じた。
上福全球の黄懐徳副総経理によると、Katunは1979年創業で、コピー機、プリンター、ファクス、複合機向けトナーカートリッジなど消耗材を主に取り扱っており、世界123カ国・地域に１万店を超える中小型小売業者を顧客に抱えている。
黄副総経理は、今回の買収によりコピー機用カートリッジのブランド事業および販売事業に参入すると表明した。
