ニュース 電子 作成日:2017年10月3日_記事番号:T00073215
来年6月での引退を発表したファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の張忠謀(モリス・チャン)董事長は、1987年の創業以来、30年にわたり董事長を務めて同社の経営を主導し、95年9月の株式上場から現在までに資本金を78億台湾元(約290億円)から2,593億元へ33倍に、時価総額を748億元から5兆7,200億元へ約76倍に拡大させた。これは、株上場時にTSMC株を購入して現在まで保有し続けた場合の投資利回りが89.6倍に上ることを意味する。3日付工商時報が報じた。
なお台新証券投資顧問(台新投顧、TSIA)の黄文清副総経理はTSMCの今後の見通しについて、同社は現在進める先進製造プロセス開発を3~5年をかけて完了させ、競合との差を保つと指摘。また現段階で主な収入源となっている携帯電話向けチップのほか、モノのインターネット(IoT)、人工知能(AI)、車載向けチップなど長期にわたる普及が見込める分野でも恩恵が予想されるため、同社は今後も成長余地が大きいとの見方を示した。
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