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《TSMC張忠謀董事長引退》張忠謀氏語録、「誠実さが最も大切」


ニュース 電子 作成日:2017年10月3日_記事番号:T00073216

《TSMC張忠謀董事長引退》張忠謀氏語録、「誠実さが最も大切」

 ファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の張忠謀(モリス・チャン)董事長(86)は1987年の創業以来、TSMCを台湾を代表する企業に、半導体産業を台湾経済の柱の一つに育て上げると同時に、世界のハイテク製品の発展を支え続けた。台湾の名経営者の一人、張董事長が残した名言を紹介する。

──「我働く、ゆえに我あり」

──「前の世代も後の世代も不足な点はあるだろうが、それぞれ力を尽くしている。自分の思いを持っているなら、成長してから、もっと良くすることができる」

──「人は他人の外見にあこがれ、自分の欠点を気にするものだが、一生が完全無欠という人はいない」

──「台湾経済は成長、成長、そして成長だ」

──「創意(アイデア)はたくさんあってよいが、創意を実践してこそ創新(イノベーション)だ」

──「必ずしも速い者が競走に勝つのではなく、強い者が戦いに勝つのでもない。また賢い者がパンを得るのでもなく、聡き者が富を得るのでもない。また知識ある者が恵みを得るのでもない。しかし、時と機会は全ての人に臨む」(人はいかに競争すべきだと問われ、旧約聖書『コヘレトの言葉』の一節を一部改めて引用)

──「人生は円満過ぎてもいけない。欠けた部分があり、その福が他人に流れることもまた良いことだ」

──「この一生で最大の富は培った学習能力だ。これは全ての大学生が学ぶべきだ」

──「企業が成功するには、誠実(Integrity)、約束(Commitment)、創新(Innovation)、顧客との信頼関係(Customer trust)という「ICIC」が必要だ。最も大切なのは誠実だ」

──「悪事は働かないというのは古今東西、不変の哲学だ。顧客に背かれたとしても、こちらから顧客を捨てることはない」