ニュース 電子 作成日:2017年10月3日_記事番号:T00073219
台湾のスマートフォン業界では下半期、サムスン電子の「ギャラクシーノート8」やアップルの「iPhone8」などハイエンド新機種の発売が市場全体の需要を押し上げるとの期待が寄せられていたが、ソニーモバイルコミュニケーションズの林志遠・台湾地区総経理は、「新機種発売による需要押し上げ効果は薄い」と指摘。台湾における第4四半期のスマホ販売台数は前期比横ばいにとどまり、今年通年では昨年に続き前年割れとなるとの見通しを示した。3日付工商時報が報じた。
通信キャリアの販売奨励金が引き下げられ、ハイエンド機種の価格が上昇する中、販売業者は契約期間の縛りのないミドルエンド機種本体のみの販売に注力している。これにより今年は、通信契約の縛りを受けないユーザーの比率が全体の30%と、前年に比べ5ポイント上昇しているという。
こうした中、これまでハイエンド機種に注力してきたソニーモバイルは、上半期に販売価格1万台湾元(約3万7,000円)前後の「エクスペリアXA1」、「エクスペリアXA1ウルトラ」を相次いで投入。さらにきのう(2日)、1万1,900元の「エクスペリアXA1プラス」を発売するなど市場の変化に応じてミドルエンド機種に重心を移している。
「エクスペリアXA1プラス」は若者がターゲットだ(2日=中央社)
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