９月の自動車市場の新車登録台数は、自動車や住宅など大きな買い物には縁起が悪いとされる旧暦７月「鬼月」（2017年は８月22日～９月19日）と重なったため、前月比14.2％減、前年同月比6.2％減の３万1,375台となったものの、市場予想の２万5,000台を大きく上回った。メルセデス・ベンツやＢＭＷなどの輸入車が好調で、新車販売台数を引き上げたためだ。３日付工商時報が報じた。
９月の輸入車の新車登録台数は前月比１％増、前年同月比8.5％増の１万5,001台で、新車市場全体に占める割合は47.8％と過去最高に達した。ベンツの９月新車登録台数は2,555台で前月比15.9％増、前年同月比18.2％増。以下▽トヨタ、2,471台（前月比１％減、前年同月比25％増）▽ＢＭＷ、1,753台（前月比29％増、前年同月比21.4％増）▽マツダ、1,621台（前月比3.4％増、前年同月比20.6％減）▽フォルクスワーゲン（ＶＷ）、1,069台（前月比24.9％増、前年同月比3.4％増）▽スズキ、1,008台（前月比14.3％増、前年同月比47.8％増）──とベンツ、ＢＭＷ、スズキの好調さが目立った。
台湾生産ブランドでは、台湾本田（ホンダ台湾）と裕隆集団の自社ブランド、納智捷汽車（ラクスジェン・モーター）が好調だった。ホンダは新型ＳＵＶ（スポーツ用多目的車）「ＣＲ－Ｖ」や昨年９月発売のＳＵＶ「ＨＲ－Ｖ」が好調で、新車登録台数は2,944台と前年同月比84.1％増だった。ラクスジェンは1,221台で前年同月比５％増だった。新型コンパクトＳＵＶ「Ｕ５」が好調で、既に2,000台超の予約が入った。
