中華経済研究院（中経院、ＣＩＥＲ）が２日発表した９月の製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）は、前月比0.1ポイント下落の58.7で、「景気拡大」を示す50以上が19カ月連続と過去最長を更新した。呉中書・中経院院長は、アップルのスマートフォンiPhoneの新機種の発売が貢献したと指摘した。３日付経済日報などが報じた。
９月のＰＭＩを構成する主要５項目のうち▽雇用、57.8（前月比0.2ポイント上昇）▽原材料在庫、54.2（３ポイント上昇）──が上昇し、▽生産高、60.7（0.2ポイント下落）▽新規受注、60.4（2.8ポイント下落）▽サプライヤー納期、60.1（0.8ポイント下落）──が下落。全項目が「景気拡大」を示す50を上回った。
業種別では▽電子・光学、64.2（前月比1.3ポイント上昇）▽交通設備、57.5（4.8ポイント上昇）▽電力・機械設備、57.4（2.2ポイント上昇）▽化学・バイオ医療、55.1（0.1ポイント下落）▽基礎原材料、52.2（2.9ポイント下落）──が「景気拡大」を維持した一方、食品・紡織、46.9（7.2ポイント下落）が50を下回った。
非製造業総合指数（ＮＭＩ）は53.6で、前月比1.6ポイント下落したものの、７カ月連続で「景気拡大」となった。
