米アップルの新型スマートフォン「iPhone8」を購入した台中市の女性が、「購入５日後に充電していない状態で、本体とディスプレイ部分に隙間が生じた」と苦情を訴えたことが分かった。台湾では、「iPhone8プラス」の購入者にも、購入３日後に同様の膨張トラブルに見舞われた事例が報告されており、「iPhone8」シリーズで２件目の膨張トラブル事例となった。５日付蘋果日報が報じた。
女性はiPhone8の容量256GB（ギガバイト）版を購入。今月３日に本体背面のデザインを父親に見せるためカバーケースを取り外したところ、突然ディスプレイ部分が膨張したという。
同iPhoneの販売店はバッテリーが膨張したことが原因とみて、メーカーに本体を送った。
iPhone8シリーズの膨張トラブルは日本、香港でも１件ずつ報告されており、世界では４件目の事例となった。
アップルの広報担当は１日、同社関連の情報サイト「Mac Rumors（マックルーマーズ）」で、本体内部で発生したガスが原因でバッテリーが膨張し、その圧力でディスプレイがめぐれ上がった可能性があるとコメントしている。
