ニュース 石油・化学 作成日:2017年10月5日_記事番号:T00073255
台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下の台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)と台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)は、中国浙江省の寧波工場における原料のプロピレン需要が年間50万~60万トンに増大していることから、台塑が現地にプロピレン年産能力60万トンのプロパン脱水素(PDH)プラントを建設する計画だ。2020年に予定される竣工後、同プラントが台化へのプロピレン原料の供給を担うことになる。5日付工商時報が報じた。
プロピレンは台プラの寧波工場で最も大量に使用される石化原料だが、同原料は低温、高圧での輸送が必要で、危険を伴うことから高い輸送コストがかかっている。このため寧波にPDHプラントが設置されれば、生産効率の向上の他、コスト競争力の強化にもつながる。
なお台塑・寧波工場では、プロピレンを原料とするポリプロピレン(PP)生産ラインでボトルネック除去作業を進め、年産能力を45万トンから52万トンに拡充する計画で、昨年小幅な拡充を行った台湾工場を加えると、同社全体のPP年産能力は95万トンを上回る見込みだ。
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