ニュース 金融 作成日:2017年10月5日_記事番号:T00073259
金融監督管理委員会(金管会)が3日発表した統計によると、台湾資本の銀行の中国にある支店全体の今年1~8月の税引き前利益は合計23億1,000万台湾元(約86億円)と、前年同期に比べ5倍近くに増加した。金管会銀行局の荘琇媛副局長は、中国経済の景気回復と人民元の上昇が要因と分析した。4日付経済日報が報じた。
荘副局長は、中国の景気回復を受けて銀行の中国支店では不良債権が大幅に減少していると指摘。これら支店では融資状況が再び悪化する可能性は低いことから貸し倒れ引当金を減額しているという。
なお金管会の統計によると、台湾の銀行全体の1~8月の税引き前利益は前年同期比2.7%増の2,201億5,000万元だった。うち台湾域内業務(DBU)の同期税引き前利益は同2.4%減の1,446億9,000万元、オフショア銀行部門(OBU)は同3.6%増の524億4,000万元、海外支店は同38.5%増の207億元となった。
銀行別の1~8月の税引き前利益は、中国信託商業銀行(CTBCバンク、中信銀)が216億8,000万元で1位。これに兆豊国際商業銀行(メガ・インターナショナル・コマーシャル・バンク)の187億元、国泰世華商業銀行(キャセイ・ユナイテッド・バンク)の168億8,000万元が続いた。
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