優れたデザインに贈られる日本の「グッドデザイン賞」の受賞者が４日発表され、台湾から86件が受賞した。うち工作機械大手の上銀科技（ハイウィン・テクノロジーズ）は「電動グリッパー」が同賞を受賞。６日付経済日報によると、同社の卓永財董事長は「日本をはじめとする国際市場の開拓に役立つ」とコメントした。
同社の電動グリッパーに対し、審査委員は「精密度の高いオートメーションツールであり、幾何学的な部品感がありながらも正確な割合によって切断されており、アルミニウム合金の頑丈さも望ましく、サイズもコンパクトであることから、技術と職人技への関わりが明らかだ」と評した。
グッドデザイン賞にはこのほか、達方電子（ダルフォン・エレクトロニクス）の電動バイク、華碩電脳（ＡＳＵＳ）の各種パソコンなども選ばれた。
また、特に優れたデザインに贈られる「グッドデザインベスト100」は、台湾から▽都市空間の有効利用に取り組む「第二計画（プランｂ）」▽「2017台湾文博会（クリエイティブ・エキスポ台湾）」を開催した格式設計展策（インフォーマット・デザイン・キュレーティング）──が受賞した。
