自動車大手、裕隆集団は５日、新北市新店区で商業施設と住宅の複合ビルに着工した。住宅部分は来年第２四半期に販売を開始する予定で、価格は１坪当たり70万台湾元（約260万円）以上を見込む。６日付工商時報が報じた。
裕隆集団の厳凱泰（ケネス・イエン）董事長（左３）らが「裕隆城」着工式典に出席した（５日＝中央社）
裕隆集団は今年初めに裕隆建設を設立し、不動産市場に参入した。複合ビルは同社初の開発物件となる。
敷地面積は6,783坪で、地下５階、地上40階建ての複合ビル３棟を建設する。延べ床面積は６万1,400坪。25～50坪の住宅を販売するほか、商業施設には誠品集団（eslite）やシネマコンプレックスの威秀影城（VIESHOW CINEMAS）を誘致する計画だ。
裕隆集団は、今後はＰＭ（プロパティマネジメント）、販売、警備会社を設立し、住民にワンストップでサービスを提供すると説明した。
裕隆集団は同区に敷地面積7,509坪、延べ床面積３万3,800坪のマンションも建設する計画だ。同マンションの販売価格も１坪70万元以上となれば、複合ビルと合わせ、同社は住宅販売で700億～800億元の収入が見込める。
