ニュース 電子 作成日:2017年10月11日_記事番号:T00073312
大手化学品メーカー、トクヤマは6日、雲林科技工業区に高純度IPA(イソプロピルアルコール)工場を建設すると発表した。2019年1月の稼働を予定する。
トクヤマにとって新竹工業区の工場に続く台湾第2工場となる(同社リリースより)
トクヤマは、高純度IPAは半導体洗浄剤としての需要拡大が見込めると説明。半導体メーカーにおける微細化製品生産の進展に対応するため、台湾現地法人である台湾徳亜瑪の高純度IPAの供給体制強化・拡大、さらなる高純度化を進めることで台湾市場での事業拡大を図ると表明した。
中央社によると、雲林県政府建設処の蘇孔志処長は、トクヤマの雲林新工場の面積は6,000坪で、投資額は6億台湾元(約22億円)と説明。製品は主要顧客の▽台湾積体電路製造(TSMC)▽聯華電子(UMC)▽華邦電子(ウインボンド・エレクトロニクス)▽日月光半導体(ASE)──などが▽新竹科学工業園区(竹科)▽中部科学工業園区(中科)▽南部科学工業園区(南科)──に抱える拠点に供給するという。
TSMCは南科台南園区に3ナノメートル製造プロセス工場を建設し、22年に量産する予定だ。蘇処長は、TSMCの台中工場、台南工場にトクヤマ、信越化学工業の雲林工場が原料を供給すると説明し、雲林が重要な役割を果たすことをアピールした。
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