ニュース 政治 作成日:2017年10月12日_記事番号:T00073344
2013年に台湾政界に吹き荒れた馬英九前総統と王金平前立法院長の政争をめぐり、柯建銘立法委員(民進党)が馬前総統を機密漏えい教唆の罪で自訴した裁判で、二審の台湾高等法院は11日、一審と同様に馬英九前総統に無罪を言い渡し、判決が確定した。12日付蘋果日報が伝えた。
馬総統は11日午前、無罪判決の知らせを受け、笑顔を浮かべた(11日=中央社)
当時、馬前総統は王金平前立法院長と激しい政争を繰り広げており、柯立法委員は馬前総統が黄世銘元検察総長に王前立法院長に対する捜査情報に関する機密漏えいを迫ったと主張して自訴していた。
台北高等法院は、柯立法委員が黄元検察総長に機密漏えいを迫ったことを証明できておらず、馬前総統が当時、状況を当時の江宜樺行政院長らに伝えたことについても、「政治混乱を防ぐため、行政院長と解決策を検討したものだ」とし、犯罪性を認定しなかった。
馬前総統の事務所広報は「判決は馬前総統個人だけでなく、憲法上の総統の行政権限を確立したものだ。将来的に退任後の総統がいわれなきトラブルに直面しないことを望む」とコメントした。
柯立法委員は「裁判所が山のように明らかな証拠があるのを無視したのは遺憾だ。(判決は)司法の独裁と暴力を示すものだ」などと批判した。
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