ニュース 政治 作成日:2017年10月12日_記事番号:T00073346
中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)は11日、幹部の人事異動をウェブサイト上で発表し、中国の劉結一・元国連大使(59)が「正部級(省トップ、閣僚級)」として、党中央台湾工作弁公室、国台弁の首席副主任に就任したことが分かった。これにより、劉氏は早ければ11月、遅くとも来年初めの全国対台湾工作会議までに現職の張志軍氏に代わり、国台弁主任に就任することが有力となった。12日付聯合報が伝えた。
劉氏の国台弁新主任就任説はこれまでも流れていた。国台弁主任のポストは「正部級」以上の人物が務めてきた経緯があるため、これまで「副部級(省副トップ、副閣僚級)」だった劉氏が正部級に昇進したことで、劉氏が国台弁主任に就任する可能性がさらに強まった格好だ。
劉氏は1987年に中国外務省に入省し、30年にわたり外交畑を歩み、2013年から最近まで国連大使を務めていた。劉氏は国連大使として強硬な発言が目立つなど、強気の外交が特徴で、今回の人事も台湾に対する強硬対応路線の序曲と受け止められている。
消息筋は「劉氏を副主任に就任させ、正部級に昇格させたことは、軍系の人物が任命されるのではないかといううわさを打ち消すものだ」とも指摘した。
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