米アマゾンが自社ブランドによるスポーツウエア市場進出を計画しており、台湾の儒鴻企業（エクラット・テキスタイル）、聚陽実業（マカロット・インダストリアル）を含む受託生産メーカーが、この８月より同社向けに少量の試験生産を始めたと伝えられている。ブルームバーグの報道として15日付自由時報が報じた。
アマゾンは既に男性用カジュアルの「Goodthreads」、女性用カジュアルの「Paris Sunday」といったアパレルの自社ブランドを持っている。今回、新たにスポーツウエアに進出し、世界的大手と競争する構えだ。
エクラットは、ナイキやアンダーアーマー、ヨガウエアのルルレモン向けに受託生産を手掛けており、高性能スポーツウエアの鍵となる技術を擁している。
アマゾンによるスポーツウエア進出の報道によって、ルルレモンとアンダーアーマーの株価は13日、ナスダック市場とニューヨーク株式市場でそれぞれ2.2％、1.8％下落した。
