モバイル関連産業向けのインターフェース仕様を策定する国際組織、ＭＩＰＩアライアンスはこのほど、自動車産業と共同で車載アプリケーション向け既存インターフェース仕様の拡張と新仕様策定についてＯＥＭ（相手先ブランドによる生産）やそのサプライヤーに意見を募ることを目的としたＢｏＦ（バーズ・オブ・ア・フェザー）グループを設立したと発表した。先進運転支援システム（ＡＤＡＳ）や自動運転分野の強化を目指すもので、ＢＭＷやフォード・モーターの他、台湾からＵＳＢコントローラーＩＣの創惟科技（ジェネシス・ロジック）とメモリーの鈺創科技（イートロン・テクノロジー）などが加わった。19日付工商時報が報じた。
ＭＩＰＩアライアンスは、自動車メーカーは既に同アライアンスのインターフェースを採用し、衝突軽減・回避、インフォテインメント（情報・娯楽）、ＡＤＡＳシステムなどの開発を進めており、ＢｏＦグループ設置により、コネクテッド・カーや車載アプリケーションの今後10年間の発展ビジョン実現に貢献すると説明した。
