液晶パネル大手、友達光電（ＡＵＯ）は、昨年11月に稼働した中国・江蘇省昆山の第６世代ＬＴＰＳ（低温ポリシリコン）パネル工場（月産能力２万5,000万枚）が、10月末までフル稼働だ。19日付工商時報が報じた。
ＡＵＯ昆山工場の第１～３四半期出荷枚数は、5.5インチパネル換算で月平均200万枚。中国のスマートフォンメーカー各社に供給している。
今年のスマホ用パネル市場は、需要期と非需要期の出荷枚数の差が非常に大きい。また、スマホのインフィニティディスプレイ（狭額縁設計）採用が進み、アスペクト比18：９パネルの出荷面積が従来の16：９パネルより20%大きい。こうしたことから、中小型パネル供給が需要に追い付いていない。
