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大直の和璞ホテル、55億元で売却


ニュース 建設 作成日:2017年10月19日_記事番号:T00073462

大直の和璞ホテル、55億元で売却

 内政部の実売価格登録情報によると、台北市中山区の大直地区にあるモーテル併設型の複合ホテル「台北和璞飯店」(元台北恋館)が、7月に英領バージン諸島の史賓特に55億8,000万台湾元(約210億円)で売却された。台北和璞飯店は台湾観光業界の不景気を受け、提示価格60億元余りで売りに出されていた。ホテル競争の主戦場の一つである大直地区のホテルの成約価格と提示価格の差が小さかったことから、商用不動産市場で買い手と売り手にとっての適正価格が近接してきていると指摘されている。19日付経済日報が報じた。

 台北和璞飯店は敷地1,618坪、延べ床面積7,316坪で、客室数は107室。欣翰建設が約25億元で所有権を取得し、傘下の和禧建設が保有していた。2014年に有名料理人、「阿基師」(本名・鄭衍基)が不倫相手と利用したホテルとして有名になった。

 欣翰建設は、今後5年は史賓特に賃料を支払い、ホテルの運営を続けると説明した。

 不動産仲介業者は、欣翰建設にとっては利益確定の売却で、史賓特にとっては当面、賃料の安定収入が見込めると指摘した。