ニュース 電子 作成日:2017年10月20日_記事番号:T00073477
東芝の元社長、西室泰三氏(享年81)が死去したことを受け、電子機器受託生産大手、英業達(インベンテック)の卓桐華董事長は19日、哀悼の意を示し、インベンテックが電卓メーカーからノートパソコンや携帯電話の設計開発、製造へと転換する過程で、西室氏から多大な支援を受けたと振り返った。20日付工商時報が報じた。
インベンテックは創業当初、多くの電子部品を日本からの供給に頼っていた。当時の葉国一董事長や温世仁副董事長は、東芝で海外販売の責任者を務めていた西室氏と業務以外でも交流を深めたという。
その後、インベンテックがノートPCや携帯電話事業への転換を進めた際、当時ノートPCのトップブランドだった東芝から、DRAMや液晶パネルなど主要部品を全て調達した。両社は半年に1度、幹部や技術者を集めた会議を開き、製品計画などについて議論した。西室氏は社長就任後も時間を取って会議に参加していたそうだ。こうした交流の結果、インベンテックは2003年に東芝からノートPC生産の受注に成功した。
現在難局に直面している東芝について卓董事長は、30年前からの「兄弟会社」と、今後も共に輝かしい未来を築いていきたいと語った。
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