ニュース その他製造 作成日:2017年10月20日_記事番号:T00073481
太陽電池用導電性ペーストの碩禾電子材料(ギガソーラー・マテリアルズ、GSMC)の黄文瑞総経理は19日、太陽電池用シリコンウエハーの切断用ダイヤモンドワイヤを生産する傘下の碩鑽材料の、中国・塩城工場(江蘇省)を拡張すると明らかにした。投資額は4億台湾元(約15億円)。中国での太陽電池用シリコンウエハーの需要急増を受け、同工場の月産能力を現在の8万キロメートルから来年6月に50万キロメートルまで大幅に拡大する予定だ。20日付経済日報が報じた。
碩鑽材料の塩城工場は現在、生産ライン14本が稼働しており、来月に全ライン20本が量産を開始する予定だ。来年2~6月に毎月10本を増設して計70本とし、2019年にさらに50本を増やす。生産ライン120本で年産能力は100万キロメートルに達し、中国の楊凌美暢新材料(メトロン)、南京三超新材料に次いで世界3位となる見通しだ。
黄総経理は、碩鑽材料の月間売上高は現在わずか1,200万人民元(約2億円)だが、来月は1,600万人民元に増えると予想。ダイヤモンドワイヤは粗利益率は約60%に上るが、規模が小さいため今年1~5月は依然赤字だった。6月は黒字となり、下半期も黒字が続く見通しで、今年通年で黒字転換、来年は利益拡大が期待できると述べた。
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